7月28日(日)14時(予定)より開催される日本の総合格闘技団体「RIZIN(ライジン)」による「Yogibo presents 超RIZIN.3(スーパーライジン3)」。今大会の注目カードは、多くのファンが熱望した朝倉未来 vs 平本蓮だ。さらに、かつて師弟関係だった扇久保博正 vs 神龍誠、ともにMMA挑戦2度目となる芦澤竜誠 vs 皇治、RIZIN.46から延期になっていた鈴木博昭 vs YA-MANや“素手で殴り合う”ベアナックルルールで行われるジョン・ドッドソン vs 征矢貴など豪華カードが目白押し。そして、現RIZINフェザー級王者である鈴木千裕が負傷したため対戦カードが変更になった元世界6階級王者のマニー・パッキャオ vs 第4代K-1 WORLD GPスーパーライト級王者安保瑠輝也の一戦からも目が離せない。

進退を賭けた
2024年最高のビッグマッチ

メインを張る朝倉が、キックボクシングからMMAに転身した平本蓮と対戦する。2012年MMAデビューを果たした朝倉は、“不良格闘技”のTHE OUTSIDERで名を上げ、2018年8月からUFCに参戦。矢地祐介に完勝するなどデビューから7連勝を飾るとともに、Youtuberとしても人気を博し、一躍時の人となった。その後は2022年9月の超RIZINではプロ50戦50勝のまま引退したボクシング元世界5階級王者のフロイド・メイウェザーと対戦し、その名を世界に広めた。しかし、2023年7月にヴガール・ケラモフに敗れた朝倉は、同年11月にはキックボクシングルールとはいえYA-MANにも敗れ2連敗中。8か月ぶりの復帰戦となる平本戦では引退をかけると公言しており、その本気度がうかがえる。

対する平本は、2015年にキックボクシングでプロデビューした26歳。K-1のリングなどで活躍し、2017年にはK-1ライト級世界トーナメント準決勝で、タイで100戦以上こなした経験豊富な「日本人キラー」ゴンナパー・ウィラサクレックを破る大金星を挙げ、準優勝に輝いた。19年にはBELLATOR JAPANに電撃参戦するなど研鑽を積み、その後はMMAに転向を表明。2020年年末にはMMAデビュー戦を果たすも、試合前から舌戦を繰り広げていた萩原京平に対して悔しいTKO負け。しかし渡米してMMAを学ぶなど実力をメキメキとつけ、23年大みそかに行われたRIZIN.45のYA-MAN戦では、フルラウンドの死闘の末に3-0で判定勝ちを収め、確かな成長を示した。